[エアープランツ]エアープランツの管理方法|パイナップル科ハナアナナス属|エバーグリーン

user   2017年9月1日   [エアープランツ]エアープランツの管理方法|パイナップル科ハナアナナス属|エバーグリーン はコメントを受け付けていません。

エアープランツにも水遣りが必要

最近では100円ショップやホームセンターでも見かけるようになったエアープランツ。

時どき「エアープランツって、空気中から水を吸うから一切お手入れしなくてもいいでしょ?」などというと驚きの質問を受けることがありますが、“いやいやいやいや”、お水をやらなければ枯れてしまいますよ。植え替えや剪定は必要ない植物ですから、手間はかかりませんが、エアープランツだって生き物ですからお手入れは必要です。

このように飾られたエアプランツ、見たことありますか?

このように飾られたエアプランツ、見たことありますか?

 

さて、エアープランツはパイナップル科の植物です。原生地の中南米では、涼しくて風通しがよく湿度が高い霧の濃い場所の樹木の幹や岩の隙間やほとんど雨の降らない乾燥地帯の木の枝になどに着生しています(着生とは、他の物にしがみ付くだけなので、樹木や植物から養分を吸い取る「寄生」とは違う生態です)。その様子は、さながら空中で生きているように見えるために、エアープランツと呼ばれています。

根はあまり発達しておらず、物にしがみ付くのに伸びる程度です。根で養分や水分を吸収しない代わりに、葉の表面や葉を重ねてコップ状にした水溜り部分などから吸収します。

ティランジア・ウスネオイデスやティランジア・ベルティナなど、葉から水を吸うタイプは、よく見ると葉の表面が白い鱗(うろこ)状*に毛羽立っているのがわかります。この鱗部分で細かい水分でも集めて逃さないようにすることで吸水するのです。毎日、霧が発生する地域ならば水遣りは必要ありませんが、日本では乾燥してしまいますから、一日1回、盥(たらい)やボールなどに水を溜めてその中へ30分ほど沈ませると、株全体に水分が行き渡ります。

*鱗状の組織をトリコームといいます。

 

葉から水を吸うタイプのエアプランツたち

ティランジア・ウスネオイデス

ティランジア・ウスネオイデス

ティランジア・ベルティナ

ティランジア・ベルティナ

ティランジア・ストリクタ

ティランジア・ストリクタ

 

ティランジア・キアネアやティランジア・キセログラフィカなど、葉が重なってコップ状になっているタイプは、そこに雨水を溜めて生きています。水をやる時にはそのコップ状の中に集中的に水を入れるつもりで与えましょう。中の水を入れ替える位たっぷりやるのが基本です。また置いておく時も、横倒しにならないようにコップを立てて置いてやるように気を付けて下さい。

上記のどちらのタイプでも、置き場所は日当たりと風通しの良い場所が良いでしょう。養分は光合成で作りだすのがメインになりますから、日光が足りないと十分に栄養を作ることが出来ません。

 

上手く管理すると、鮮やかなピンク色や紫色の花が開花します。またどんどん株元から子株が増えて大きくなっていきます。他の植物とは一味違う、不思議な生態をぜひ楽しんでみてください。

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子

このように飾られたエアプランツ、見たことありますか?