[サクラ]花めぐり3月号|園芸通信|エバーグリーン

user   2018年3月13日   [サクラ]花めぐり3月号|園芸通信|エバーグリーン はコメントを受け付けていません。

サクラ

春が近づくとサクラの開花が気になりますが、ここでいうサクラとは「ソメイヨシノ」を指すことが多いのではないでしょうか。「ソメイヨシノ」は花見の代表になっているサクラで、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種です。サクラにはさまざまな種類があり、秋から咲きだす「十月桜」をはじめ、2~3月には「河津桜」、3月下旬には「ソメイヨシノ」、4月中旬にはサトザクラやヤマザクラというように、季節に応じてサクラの移り変わりを楽しむこともできます。今回ご紹介する施設は「ソメイヨシノ」が咲いた後でもサトザクラなどが美しく咲き、遅めの花見にもぴったり。ぼんぼりのような豪華な八重の花は見応え十分ですから、出掛けてみてはいかがでしょうか。

 


 

新宿御苑

3月中旬ごろに咲きだす「ヨウコウ」。紅色の花弁が美しい

3月中旬ごろに咲きだす「ヨウコウ」。紅色の花弁が美しい

新宿御苑は、江戸時代に信州高遠藩主、内藤家の屋敷があった地に、明治39(1906)年、誕生しました。皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園となり、一般に開放されました。広さ58.3ヘクタールの庭園は、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園と日本庭園を巧みに組み合わせて造られ、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景式庭園の名作といえましょう。春になると約65種、1000本のサクラが順次、見ごろを迎えます。2月のカンザクラから4月下旬のカスミザクラまで長い期間にわたって、特色あふれる花々を楽しめるのが魅力。皇室主催のサクラ観賞会「観桜会」の会場にもなっていたこともあり、「日本における名花の御苑である」とも記され、新宿御苑を代表するサクラ「イチヨウ」については「観桜会の時に賞玩すべき品種」ともいわれるほどの魅力を持ち合わせていたようです。

新宿御苑のサクラの代表品種「イチヨウ」。手まりのようにぽってりと咲く八重咲き

新宿御苑のサクラの代表品種「イチヨウ」。手まりのようにぽってりと咲く八重咲き

緑のサクラでおなじみ「ギョイコウ」。淡いクリーム色の花弁に、黄緑色のラインの入ったやや小ぶりな八重咲き

緑のサクラでおなじみ「ギョイコウ」。淡いクリーム色の花弁に、黄緑色のラインの入ったやや小ぶりな八重咲き

ぼんぼりのように咲いた「カンザン」。よく公園などに植えられているヤエザクラ

ぼんぼりのように咲いた「カンザン」。よく公園などに植えられているヤエザクラ

花弁が紅色のシダレザクラを「ベニシダレ」という。圧巻の樹形は見応え十分

花弁が紅色のシダレザクラを「ベニシダレ」という。圧巻の樹形は見応え十分

 

新宿御苑 施設概要

〒160-0014
東京都新宿区内藤町11
電話番号:03-3350-0151(新宿御苑サービスセンター)

  • 休園日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日 春の特別開園期間3月25日~4月24日と秋の特別開園期間11月1日~15日は無休で開園
  • 営業時間:9:00~16:00(16:30閉園)
  • 入園料:一般200円、小・中学生50円、幼児無料
  • 駐車場:有料駐車場あり
  • サクラの見ごろ:2月中旬~4月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • 禁止事項:酒類持込禁止、遊具類使用禁止
  • サカタ友の会特典:特典なし
  • 新宿御苑の紹介に使用した5枚の写真提供元:環境省新宿御苑管理事務所

 

新宿御苑

 


 

皇居外苑

四季折々の花が咲く皇居外苑。中でも「ソメイヨシノ」を中心としたサクラの開花には多くの花見客が訪れる

四季折々の花が咲く皇居外苑。中でも「ソメイヨシノ」を中心としたサクラの開花には多くの花見客が訪れる

皇居外苑は昭和24(1949)年に旧皇室苑地の一部が、国民公園として開放されたものです。皇居外苑地区は、クロマツの点在する大芝生広場と江戸城のたたずまいを残す濠、城門などの歴史的建造物とが調和し、わが国を代表する公園として親しまれています。北の丸地区には武道館や科学技術館など文化施設をめぐることができる「歴史と自然の森」として利用されています。春、ミツマタやハクモクレンに続いてサクラの開花の便りが届くと、皇居外苑は一層にぎやかになります。千鳥ケ淵、半蔵濠の堤塘(土手)には「ソメイヨシノ」やヤマザクラが植栽され、土手の上部にある千鳥ケ淵公園のサクラと一体となり、都内でも有数のサクラの名所に。「ソメイヨシノ」が散り始めるころからは、皇居外苑地区の馬場先には「イチヨウ」という八重咲きのボリュームのある花が咲き、一年を通して都会の真ん中の貴重な自然に親しむことができます。

お濠の水と石垣に映えるサクラとして人気の高い、千鳥ケ淵のサクラ

お濠の水と石垣に映えるサクラとして人気の高い、千鳥ケ淵のサクラ

千鳥ケ淵のサクラは昭和30(1955)年ごろに植栽されたもので、今が盛りの樹勢

千鳥ケ淵のサクラは昭和30(1955)年ごろに植栽されたもので、今が盛りの樹勢

「ソメイヨシノ」と田安門。現在の門は寛永13(1636)年のもので、現存する旧江戸城建築遺構のうちで最古のもの

「ソメイヨシノ」と田安門。現在の門は寛永13(1636)年のもので、現存する旧江戸城建築遺構のうちで最古のもの

野鳥が多く生息する皇居外苑では、愛らしいメジロも観察されている

野鳥が多く生息する皇居外苑では、愛らしいメジロも観察されている

 

皇居外苑 施設概要

〒100-0002
東京都千代田区皇居外苑1-1
電話番号:03-3213-0095

  • 休園日:無休(国家行事等に伴う特別警備のため、利用が規制される場合もあり)
  • 営業時間:常時開放(国家行事等に伴う特別警備のため、利用が規制される場合もあり)
  • 入園料:無料
  • 駐車場:観光営業バスと観光タクシーに限る
  • サクラの見ごろ:「ソメイヨシノ」(主に千鳥ケ淵)3月下旬~4月上旬、「イチヨウ」(主に外苑の馬場先)4月中旬 (開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • サカタ友の会特典:特典なし
  • 皇居外苑の紹介に使用した5枚の写真提供元:環境省皇居外苑管理事務所

 

皇居外苑

 


 

京都御苑

「近衞邸跡の枝垂れ桜」。京都御苑で一番早く咲き始めるサクラ

「近衞邸跡の枝垂れ桜」。京都御苑で一番早く咲き始めるサクラ

京都御苑は京都御所、仙洞御所を囲む面積約65ヘクタールの公園。東西約700m、南北約1300mの広大な敷地は、江戸時代には200もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいた場所でした。明治時代になって都が東京に移った後、これらの邸宅が取り除かれて、皇宮付属地として整備されたところが、戦後、国民公園として開放されたものです。苑内は約5万本といわれる樹木が生育し、御所周辺の由緒ある景観を維持し、古都京都の中心部に位置する広大な緑の空間として親しまれています。春になると約1000本あるサクラは、早咲きのシダレザクラが咲く3月中旬から、ヤマザクラ、サトザクラの咲く5月上旬まで楽しむことができます。中でも「近衞邸跡の枝垂れ桜」は、シダレザクラの大木が約60本、白花や紅花の種類がそろい、見事な花姿を見せてくれます。

苑内には「車返桜」や「桜松」など見ておきたいサトザクラが咲きそろう

苑内には「車返桜」や「桜松」など見ておきたいサトザクラが咲きそろう

 

京都御苑 施設概要

〒602-0881
京都府京都市上京区京都御苑3
電話番号:075-211-6348

  • 休園日:無休
  • 営業時間:常時開放
  • 入園料:無料
  • 駐車場:有料駐車場あり
  • サクラの見ごろ:3月中旬~5月上旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • サカタ友の会特典:特典なし
  • 京都御苑の紹介に使用した2枚の写真提供元:環境省京都御苑管理事務所

 

京都御苑
情報提供:株式会社サカタのタネ

 

 

 

 

四季折々の花が咲く皇居外苑。中でも「ソメイヨシノ」を中心としたサクラの開花には多くの花見客が訪れる